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1分前

【野村の夕解説】日経平均株価73円高 イベント控え様子見姿勢広がる(12/9)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、複数のイベントを控え方向感に欠ける動きとなりました。8日にトランプ米大統領が、エヌビディアの人工知能用GPU「H200」の中国販売を許可したことが好感され、日本株式市場でも一部の半導体関連株が上昇しました。また、本日午前に2025年度補正予算案に関する基本的質疑が行われ、高市首相が日中関係を巡る懸案の解決に向けて中国側と協議することに意欲を示したことや、閣議において「責任ある積極財政」を基に2026年度予算編成の基本方針を決定したことも株価の追い風となりました。ただ後場に入ると、本日の夕方に日銀の植田総裁が一部報道機関との対談を控えていることや、米国時間9~10日にかけてFOMCが行われることなどから、様子見姿勢が市場に広がり、堅調であった半導体関連株の上げ幅が縮小しました。その後、衆院予算委員会で植田総裁が、「長期金利が急激に上昇するような例外的な状況においては機動的に国債買い入れの増額などを実施する」と発言し、再び株価は上昇したものの上値は重く、日経平均株価は前日比73円高の50,655円で引けました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日米国にて、9月と10月の雇用動態調査が発表予定です。また、9~10日のFOMCでは、0.25%ポイントの利下げが行われると野村證券では予想しています。来年以降の利下げ見通しも含め注目されます。 (野村證券投資情報部 笠原 光) ご投資にあたっての注意点

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