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21分前

【野村の朝解説】ハイテク株安で、ナスダック総合が大幅下落(12/17)

(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 17日の米国株式市場で主要3指数は揃って下落しました。英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、米投資会社が米ソフトウエア大手オラクルのAIデータセンター建設計画への出資協議から撤退すると報じました。この報道を受けて、AI投資の資金調達が困難になるとの見方からオラクル株が大幅安になると、他のハイテク株にも売りが広がり、ナスダック総合が相対的に大きく下落しました。一方、トランプ大統領はベネズエラに出入りする石油タンカーを全面的に封鎖する方針を明らかにしました。原油供給に対する不透明感が強まり、原油価格が上昇したことからエネルギー株は上昇しました。 相場の注目点 18日はユーロ圏、英国で金融政策会合が開催されます。市場ではECBが政策金利を据え置く一方、イングランド銀行(英中央銀行)は0.25%ポイントの利下げを実施すると予想されています。ECBは利下げを既に停止しており、今後も現在の政策金利の水準を維持する見通しです。また、イングランド銀行は利下げサイクルにありますが、2026年内には利下げを停止する可能性があります。一方、日本では18-19日の金融政策決定会合で、日銀が0.25%ポイントの利上げがほぼ確実視されています。今会合での市場の関心は、日銀がどこまで利上げを継続するのかという点にあり、植田総裁の記者会見(19日)での発言が注目されています。日銀の追加利上げへの観測が高まり、他国との金融政策の方向性の相違がより鮮明となれば、日本円に対する市場の評価が変わる可能性も考えられます。  日本では本日、11月首都圏・近畿圏マンション市場動向が発表されます。また米国では、12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、11月消費者物価指数、12月13日の週の週間新規失業保険申請件数が発表されます。 (野村證券 投資情報部 岡本 佳佑) 注)データは日本時間2025年12月17日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、中心限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点

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