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05/03 09:00
【テーマ銘柄】今後も需要拡大、アナログ半導体
※画像はイメージです。 アナログ半導体は人間と電子機器のインターフェイス 音や光、温度、速度などの物理的な現象の変化はアナログ信号です。電子機器は、搭載されたセンサーやタッチパネルなどからアナログ信号を読み取り、アナログ信号をデジタル信号に変換して処理しています。逆に、スピーカーやイヤフォン、スマホ、パソコンなどのデバイスに情報を出力する場合は、アナログ信号に変換する必要があります。このようなアナログ信号とデジタル信号の変換や制御を行うのが、アナログ半導体です。アナログ半導体は人間と電子機器のインターフェイスとして現代の生活に欠かせません。 クルマの電装化・電動化が市場拡大に寄与 アナログ半導体にはアナログ信号をデジタル信号に変換するA-Dコンバーターや、その逆を行うD-Aコンバーターの他に、増幅や線形回路を表現するオペアンプ(演算増幅器)、コンパレーター(比較器)、回路のオン・オフを切り替えるアナログスイッチなどがあります。近年では、電子機器に加え、クルマにADAS(先進運転支援システム)が搭載され、センサーなどでアナログ信号を多く取り込むようになってきています。また、駆動モーターの電圧を「オン・オフ」だけではなく「やや高く、やや低く」と、きめ細やかに制御するのもアナログ半導体が関係しています。アナログ半導体が無ければ、適度に減速したり加速したりすることは困難です。 関連企業の業績拡大が期待される WSTS(世界半導体市場統計)では、2023年の世界の半導体市場が約5,200億米ドル、そのうちアナログ半導体は約810億米ドルになったとみています。半導体市場全体が10年間で約55%拡大する中、アナログ半導体市場は同期間で83%拡大するなど、半導体市場の中でも大きく成長しています。クルマの電動化や電子機器の進化にアナログ半導体は欠かせず、今後も需要の拡大が期待されます。 ご参考:アナログ半導体関連銘柄の一例 ルネサスエレクトロニクス(6723)車載用マイコンで世界トップクラスのシェアを有する。自動車や産業向けにアナログ半導体も手掛ける。ローム(6963)パワー半導体とアナログ半導体を主力としており、自動車や産業機器向けに製品を展開している。アナログ・デバイセズ(A0019/ADI US)アナログ半導体の世界大手企業。産業機器・ヘルスケア・航空宇宙や自動車向けを中心に、幅広い業界に製品を展開している。近年はM&Aにより、業容を拡大させている。テキサス・インスツルメンツ(A0731/TXN US)アナログ半導体で世界トップクラスのシェアを有する。世界30ヶ国超の市場で半導体の設計・製造・販売を手掛ける。産業機器や車載、通信機器など、幅広い分野に製品を展開している。スカイワークス・ソリューションズ(A1025/SWKS US)アナログ半導体やミックスドシグナルIC(注3)の設計、製造、販売を手掛けている。主要顧客はアップル社で、2023年度の同社向け売上高は全体の66%に達している。STマイクロエレクトロニクス(A3910/STM US)スイスに本社を置く半導体メーカー。アナログ半導体に加え、パワー半導体やセンサーなどを手掛けており、自動車向けが主力となっている。モノリシック・パワー・システムズ(A7561/MPWR US)アナログ半導体やミックスドシグナルICの開発や設計、販売を行う。ファブレスの形態をとっている。用途別では、ストレージ&コンピューティングやデータセンター、自動車向けなどが中心となっている。インフィニオン・テクノロジーズ(G0333/IFX GY)世界トップクラスの車載半導体メーカー。パワー半導体で強みを有しているほか、アナログ半導体も手掛けている。 (注1)全てを網羅しているわけではない。(注2)外国株式のコードは、野村コード/ブルームバーグコード。(注3)アナログ半導体とデジタル半導体が複合されている混合信号集積回路。(出所)各種資料より野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 岩崎 裕美) ご投資にあたっての注意点
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05/03 07:00
【来週の予定】4月日銀会合の「主な意見」、米消費者マインドなどに注目
(注1)イベントは全てを網羅しているわけではない。◆は政治・政策関連、□は経済指標、●はその他イベント(カッコ内は日本時間)。休場・短縮取引は主要な取引所のみ掲載。各種イベントおよび経済指標の市場予想(ブルームバーグ集計に基づく中央値)は2024年5月2日時点の情報に基づくものであり、今後変更される可能性もあるためご留意ください。(注2)画像はイメージです。(出所)各種資料・報道、ブルームバーグ等より野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点
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05/02 19:00
【特集】5~6月権利確定月 株主優待あり かつ 高配当株ランキングトップ10(2024年4月作成)
ドラッグストア企業が多くランクイン 株主優待や配当金は、個人投資家にとって株式投資の魅力の一つで、これらが充実している銘柄は長期投資にも適していると言えそうです。 今回は、予想配当利回りが高く、株主優待ももらえる銘柄をランキング化しました。具体的には、2024年4月17日時点のデータを基に、5月、6月が権利確定月である銘柄の中から、100株買い付けた場合に株主優待の権利が得られる上、今期予想配当利回りも高い銘柄を抽出しました。対象としたのは時価総額300億円以上の企業で、いわゆる「中小型株」も含んでいます。 業績については、前期が経常増益だったことと、今期の経常利益が増益予想となっていることを条件としています。予想配当利回り順に上位10銘柄を紹介します。 1位にランクインしたのは、手提げ紙袋の国内シェア首位であるザ・パック(3950)です。2位には、世界最大級の民間気象情報会社であるウェザーニューズ(4825)が続きました。また、5月決算の小売業の銘柄が多くランクインしましたが、特に目立ったのはドラッグストア企業でした。具体的には、ツルハホールディングス(3391)が3位、クリエイトSDホールディングス(3148)が4位、コスモス薬品(3349)が10位にランクインしました。 なお、株主優待が変更または廃止される場合もあります。最新情報は各企業のホームページでご確認ください。また、投資に際しては他の要素もご確認ください。 企業概要と100株保有で取得できる株主優待の内容 ※【優待内容】の欄には優待内容の一部を抜粋して記載しています。お買付を検討される際は、必ず「詳しくはこちら」と記載してあるリンク先のページで、正確な内容や留意事項などをご確認ください。 1位 ザ・パック(3950) 【企業概要】手提げ紙袋や紙器、段ボール製品など包装用品製造・販売の国内大手。【優待内容】500円相当の図書カード。詳しくはこちら→https://advance.quote.nomura.co.jp/meigara/nomura2/users/kabunushi/yutai_d.asp?RCODE=3950&MKTN= 2位 ウェザーニューズ(4825) 【企業概要】世界首位クラスの民間気象情報会社。気象リスク解析などの事業も手掛ける。【優待内容】天気アプリ「ウェザーニュース」の有料コンテンツ利用権(税込み月330円)半年間。詳しくはこちら→https://advance.quote.nomura.co.jp/meigara/nomura2/users/kabunushi/yutai_d.asp?RCODE=4825&MKTN= 3位 ツルハホールディングス(3391) 【企業概要】北海道地盤の国内大手のドラッグストアチェーン、イオン(8267)およびウエルシアホールディングス(3141)と2027年末までの経営統合で合意。【優待内容】ツルハグループの各店で利用できる買い上げ額から5%割引となる株主優待カード(5月15日現在の株主名簿に記載されていることが条件)。詳しくはこちら→https://advance.quote.nomura.co.jp/meigara/nomura2/users/kabunushi/yutai_d.asp?RCODE=3391&MKTN= 4位 クリエイトSDホールディングス(3148) 【企業概要】神奈川を中心に、関東などに出店しているドラッグストアチェーン。【優待内容】「薬のクリエイト」で使える500円相当の買物優待券3枚(計1,500円相当)。詳しくはこちら→https://advance.quote.nomura.co.jp/meigara/nomura2/users/kabunushi/yutai_d.asp?RCODE=3148&MKTN= 5位 FPパートナー(7388) 【企業概要】全国に支社を構える保険代理店。訪問型営業が中心だが、来店相談ができる「マネードクター」も展開。【優待内容】3,000円相当のQUOカード。詳しくはこちら→https://advance.quote.nomura.co.jp/meigara/nomura2/users/kabunushi/yutai_d.asp?RCODE=7388&MKTN= 6位 ブックオフグループホールディングス(9278) 【企業概要】「BOOK OFF」を中心にリユース品を扱う店舗の運営やフランチャイズ事業を展開。【優待内容】国内の「BOOK OFF」などで使える買い物券(継続保有期間3年未満:2,000円相当、3年以上:2,500円相当)と書籍買取金額20%アップクーポン2枚。詳しくはこちら→https://advance.quote.nomura.co.jp/meigara/nomura2/users/kabunushi/yutai_d.asp?RCODE=9278&MKTN= 7位 アスクル(2678) 【企業概要】法人向けの文具やオフィス用品などの通販サイトが柱。個人向け通販サイト「LOHACO」も展開。【優待内容】通販サイト「LOHACO」での501円(税込)以上の商品に使える500円相当の割引クーポン4枚(計2,000円相当)。詳しくはこちら→https://advance.quote.nomura.co.jp/meigara/nomura2/users/kabunushi/yutai_d.asp?RCODE=2678&MKTN= 8位 ロイヤルホールディングス(8179) 【企業概要】ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を柱とした外食事業や、飲食店舗の運営受託事業、「リッチモンドホテル」などのホテル事業も展開。【優待内容】「ロイヤルホスト」「天丼てんや」などで利用できる500円相当の優待券。詳しくはこちら→https://advance.quote.nomura.co.jp/meigara/nomura2/users/kabunushi/yutai_d.asp?RCODE=8179&MKTN= 9位 アシックス(7936) 【企業概要】世界大手のスポーツ用品メーカー。スポーツシューズやスポーツウェアなどを製造販売。【優待内容】直営店舗で利用できる割引券(継続保有期間1年未満:20%割引券10枚、1年以上:30%割引券10枚)と通販サイト「アシックスオンラインストア」での割引(継続保有期間1年以上3年未満:25%割引、3年以上:30%割引)。詳しくはこちら→https://advance.quote.nomura.co.jp/meigara/nomura2/users/kabunushi/yutai_d.asp?RCODE=7936&MKTN= 10位 コスモス薬品(3349) 【企業概要】九州を地盤に、西日本などで「ドラッグストア コスモス」「ディスカウント ドラッグ コスモス」などを展開。低価格で現金販売することで知られる。【優待内容】店舗で使える買い物優待券か全国共通おこめ券のいずれかを選択(継続保有期間1年未満:株主優待券5,000円相当かおこめ券10kg分、1年以上:株主優待券7,500円相当かおこめ券15kg分)。詳しくはこちら→https://advance.quote.nomura.co.jp/meigara/nomura2/users/kabunushi/yutai_d.asp?RCODE=3349&MKTN= (野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課) ご投資にあたっての注意点
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05/02 15:56
【野村の夕解説】日経平均株価は続落も、連休や米雇用統計を前に小動き(5/2)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、前日比270円安の38,004円で取引を開始しました。前日の米国株式市場では、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなど半導体関連銘柄を中心に下落が目立ち、ハイテク株の比率の高いナスダック総合指数が続落したことが影響しました。また、為替市場では、2日未明に一時1米ドル=153円台を付け、急激に円高ドル安へ推移したことから、日本の通貨当局が為替介入を実施した可能性があるとの見方が広がったことも寄り付きの国内株式市場への重石となりました。ただ、その後、ドル円は、1米ドル=155円台後半付近での推移となったことから、日経平均株価も午前の取引時間中に下落幅を縮小させました。 アジア株式市場では、中国当局による経済刺激策への期待などから香港のハンセン指数が上昇し、国内株式市場への下支えとなりました。日経平均株価は、午後の取引時間中、38,200~38,300円付近と、狭いレンジで推移し、前日比37円安の38,236円で本日の取引を終了しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 金井 一宜) 今後の注目点 米国では、2日に新規失業保険申請件数や1-3月期労働生産性の発表が控えるほか、3日には、4月雇用統計の発表が予定されており、今後の米金融政策を占ううえでも結果が注目されます。 ご投資にあたっての注意点
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05/02 09:40
【速報・解説】FOMC政策金利据え置き、ドル円一時153円台に急騰
5月FOMCでは政策金利を据え置き、バランスシート縮小ペースは減速へ FRB(米連邦準備理事会)は4月30日~5月1日にFOMC(米連邦公開市場委員会)を開催し、予想通り全会一致で金融政策の据え置きを決定しました。政策の据え置きは6会合連続です。FRBはまた、米国債のランオフ(償還に伴う保有証券減少)のペースを現在の月間最大600億ドル相当から、6月からは250億ドル相当へ減額する計画を提示しました。 FOMC声明文では「ここ数カ月、委員会が目指す2%のインフレ目標に向けた一段の進展は見られていない」との記述が追加され、パウエルFRB議長も会合後の記者会見で「インフレに関する指標は予想を上回っている。確信を強めるまで、従来の想定よりも時間がかかりそうだ」と述べるなど利下げを急がない姿勢を示しました。一方で、次の一手が利上げとなる可能性は低いとの見解を明らかにしました。 一時1ドル=153円台に急騰、為替介入との見方も 市場ではFRBのタカ派化(景気よりもインフレ抑制を重視する姿勢)に対する警戒感が高まっていたことから、FRB内で利上げ議論が高まっていないことが好感され、株高と金利低下で反応しました。先物市場では再び2024年11月の利下げを織り込む動きが強まっています。また、為替市場では取引時間の終盤にドル円相場が一時1ドル=153円04銭まで急騰、4月29日に一時160円17銭と約34年ぶりの安値を更新後に急騰した際の154円54銭を超えて円高ドル安が進展しました(為替水準はブルームバーグに基づく)。本邦通貨当局が再び為替介入を実施したとの観測も広がっているようです。 2024年入り以降、米国景気の堅調とインフレの粘着性の高まりを示唆する統計の発表が相次いだ結果、24年中の市場の利下げ観測は6~7回から、足元では2回の利下げを完全には織り込めないところまで後退し、長期金利が上昇、株価の重石となるとの懸念も残存しています。ただし、24年1-3月期の実質GDP成長率が市場予想を下回るなど、米国経済に減速感も見え始めています。このため、インフレ鎮静化を待って利下げに転じるFRBの政策姿勢は市場の安定に寄与すると考えられます。一方で、インフレの鎮静化ペースが鈍化する、あるいは再加速した場合には市場が不安定化する可能性が高いため引き続き注意が必要です。 (野村證券投資情報部 尾畑 秀一) ご投資にあたっての注意点
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05/02 08:26
【野村の朝解説】FOMCを経て米利下げ期待が回復 (5/2)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 5月1日の米国株式市場で、NYダウは反発しました。一方、S&P500指数とナスダック指数は続落しました。FOMCの結果やパウエルFRB議長の記者会見を受け、年内利下げ期待がやや回復したことが株価を押し上げた一方、決算発表が嫌気された半導体株などが下押し材料となりました。 相場の注目点 注目されたFOMCでは、政策金利が据え置かれた一方、6月からの国債購入ペース減速が決定されました。声明文では「2%のインフレ目標への更なる進展はここ数カ月で失速」との文言が追加されましたが、全体的には3月からの変化は限定的なものとなりました。パウエルFRB議長の記者会見では、「利下げの確信獲得に考えていたよりも時間がかかる見通し」としたものの、「個人的には年内のインフレ鈍化進展を予想している」と発言しました。供給面の要因に加え、抑制的な金融政策がインフレを押し下げるとの見方も維持し、遅れながらもインフレ減速継続の見方を示しました。目先では、3日には4月ISMサービス業景気指数や4月雇用統計などが発表されます。米国の経済やインフレ動向を見るうえでは重要な指標であり、その内容が注目されます。発表された際には内容を確認し、今後の金融政策への影響を見極めたいと考えます。 本日のイベント 本日国内では、3月日銀金融政策決定会合の議事要旨が発表されます。米国では3月貿易統計、1-3月期労働生産性、3月製造業受注などが発表されます。また、日本が休場中の3日には米国の4月雇用統計、4月ISM非製造業景気指数など重要統計の発表が予定されています。 (投資情報部 大坂 隼矢) (注)データは日本時間2024年5月2日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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05/01 16:09
【野村の夕解説】日経平均、米インフレ高止まり懸念を受け3営業日ぶり反落(5/1)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 前日の米国市場ではインフレの高止まりと利下げ先送りに対する懸念が広がり、米主要株価指数はそろって下落となりました。その流れを引き継ぎ、本日の日経平均株価は、前日比298円安の38,107円と反落して取引を開始しました。米長期金利の高止まりが嫌気され、ファーストリテイリングやソフトバンクグループといった主力値がさ株に加え、信越化学工業や東京エレクトロンなどの半導体関連銘柄の一角の下落が目立ちました。一方、為替市場でドル円相場が、1米ドル=157円台後半と前日に比べ円安水準で推移したことや、良好な企業決算の内容が投資家心理を支え、一時、前日比上昇に転じる場面も見られました。しかし、米国時間1日にFOMCの結果公表を控えていることから、積極的に上値を追う動きとはならず、日経平均株価は前日比131円安の38,274円で取引を終えました。 個別では、前日引け後に決算を発表したレーザーテックが前日比+14.88%と大きく上昇したほか、本日の昼休み中に2024年1-3月期の決算発表と同時に、積極的な株主還元策を発表した三井物産が一時、上場来高値を付けるなど、決算発表を手掛かりとした売買が目立ちました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 (野村證券投資情報部 岩崎 裕美) ご投資にあたっての注意点
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05/01 09:07
【米国株決算速報】アマゾン・ドットコム(AMZN):AIがAWSをけん引、小売も堅調、株価は+1.19%(時間外取引)
決算概要:2024年1-3月期(2024.12期第1四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間4月30日引け後に、イーコマースやメディアサービス、クラウド事業のAWSなどを運営するアマゾン・ドットコム(AMZN US)が2024年1-3月期(2024.12期第1四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を0.6%上回り、EPSは市場予想を17.9%上回りました。 会社の2024年4-6月期売上高見通しは市場予想を下回りました。 AIがAWSの成長をけん引、小売や広告・メディアも堅調 会社は、AIサービスの機能向上と、IT基盤を更新・拡大している顧客企業からのそれに対する強い需要により、AWSの成長が再び加速したとコメントしました。AWSの営業利益率の実績は37.6%と、前年同期の24.0%や前四半期の29.6%から拡大し、AIが利益の拡大に貢献したことが示唆されました。 イーコマースについても、小売事業でのブランド衣料品や抗肥満薬などの医薬品といった品揃えの拡大やコスト削減、また、プライムビデオ事業での広告の成長などを好調の理由として会社はコメントしました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で上昇 アマゾン・ドットコムの株価は、前日比3.29%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比1.19%高の177.09ドルで推移しています(NY時間17:47)。 AIによる利益貢献が確認されるなど堅調な実績を市場は好感した一方で、会社の2024年4-6月期売上高見通しが市場予想を下回ったため、株価の上昇は限定的だったと考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2024年4月30日時点。((注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年1-3月期(2024/3)。2024年4-6月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2024年4-6月期以降の予想は2024年4月29日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】アマゾン・ドットコム(AMZN):米国の配送効率化順調・生成AIサービス本格始動、株価は+6.73%(時間外取引) ご投資にあたっての注意点
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05/01 08:34
【野村の朝解説】インフレ高止まりと米景気減速懸念が広がる(5/1)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 30日の米国株式市場で、主要3指数は反落しました。NYダウの下げ幅は今年最大となります。現地時間午前8時半に発表された米国1-3月期雇用コスト指数は市場予想を上回る前期比+1.2%となり、前期の+0.9%から加速し、賃金上昇圧力の継続と、根強いインフレ圧力を示唆する内容となりました。その後、午前9時に発表された米国2月FHFA住宅価格指数も前月比+1.2%と市場予想を上回りました。FOMCの結果発表を控え、インフレの高止まりが警戒されました。一方、4月のコンファレンスボード消費者信頼感指数や4月シカゴ購買部協会景況指数などは市場予想を下振れ、米国景気に対する懸念が株価を押し下げました。 相場の注目点 米国では4月30日(火)~5月1日(水)にFOMCが開催されます。1日に結果発表とパウエルFRB議長の記者会見が予定されており、その内容が注目されます。今回のFOMCでは政策変更は据え置きが予想されており、FRBの経済予測や今後の政策金利見通しが発表される会合でもありません。ただし、最新の経済データではインフレの根強さが浮き彫りとなっており、6月以降の金融政策についての示唆を得ようと、声明文やパウエルFRB議長の会見内容に市場参加者の注目が集まると予想されます。 本日のイベント 日本では三井物産や双日、イビデンなどが決算発表を予定しています。 (投資情報部 寺田 絢子) (注)データは日本時間2024年5月1日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点