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16:21

【野村の夕解説】朝高も下げに転じ、日経平均株価5営業日続落(1/15)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は前日比247円安の38,721円で取引を開始しました。前日のNYダウの上昇や円安・米ドル高を受け、寄り付き直後は上げ幅を広げ、一時同300円高となる場面もありました。しかし、米国による先端半導体の対中輸出規制強化があらためて報じられるなど、日経平均株価は寄与度の大きいアドバンテストの下落が重石となり、前日終値近辺で一進一退となりました。午後に入ると、前日の日銀氷見野副総裁に続いて、植田総裁が23、24日に開く金融政策決定会合で、「利上げを行うかどうか議論して判断する」と述べたと伝わりました。この発言を受けて、1月会合での利上げ観測が強まり円高・米ドル安が進みました。円高を受けて日経平均株価は下げ幅を広げ、一時前日比158円安の38,316円となりました。しかし、その後は下げ幅を縮め、結局同29円安の38,444円と5営業日続落して本日の取引を終えました。東証33業種別では、金利上昇による利ざや改善期待が強まり、銀行業が前日比+2.24%と上昇率のトップとなりました。一方で、アドバンテストは同ー3.54%となり1銘柄で日経平均株価を約88円押し下げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日、米国では12月CPI(消費者物価指数)の発表が予定されています。また、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティグループなど銀行大手の10ー12月期の決算発表も注目されています。 (野村證券投資情報部 神谷 和男) ご投資にあたっての注意点

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