閉じる
閉じる

16:31

【野村の夕解説】日経平均株価は続伸 日銀は国債買い入れ額を減額へ(6/17)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 17日の日経平均株価は、日銀の金融政策決定会合を問題なく通過し、堅調に推移しました。中東情勢の緊迫緩和期待を下支えに日経平均株価は小幅高で寄り付いた後、正午ごろに発表予定の日銀金融政策決定会合の結果がハト派的になるとの思惑から、外国為替市場では1米ドル=145.00円台と前日15:30時点の1米ドル=144.10円から円安で推移しました。円安を追い風にハイテク関連株が上昇し、一時前日比269円高となりました。12時半頃に会合結果が発表され、日銀は政策金利を0.5%に据え置き、四半期ごとの国債買い入れ減額幅を2026年4月以降は現状の4,000億円から2,000億円に圧縮することを決定しました。日銀の発表は想定通りであったものの、10年国債利回りが1.45%から1.465%と小幅に上昇(価格は下落)したことを受けて銀行株が上昇に転じました。その後も、旺盛なAI半導体需要を背景に半導体関連株が日経平均株価の上昇を牽引し、終値は前日比225円高の38,536円となりました。個別銘柄では、「Nintendo Switch2」の販売が好調な任天堂が、前日比+4.14%と4営業日続伸しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 17日に米国で5月小売売上高と5月鉱工業生産が発表されます。トランプ政権の関税政策が、消費や生産活動にどのような影響を与えているかが注目されます。 (野村證券投資情報部 松田 知紗) ご投資にあたっての注意点