【今週のチャート分析】日経平均株価、再び25日移動平均線を割り込む
※画像はイメージです。※2025年12月18日(木)引け後の情報に基づき作成しています。
日経平均株価、さらなる調整の場合は75日線が下支えとなるか注目
今週の日経平均株価は、米国株安に加え、日銀の金融政策決定会合の結果発表を12月19日に控えて軟調な展開となりました。
チャートを振り返ると、日経平均株価は11月4日高値形成後に押しを入れる動きとなりました。12月に入って25日移動平均線の向きが下向きに変わったこと、そして12月18日時点で株価が25日移動平均線(図1-①:12月18日時点 49,887円)を再び下回っている点を踏まえると、ここ数か月続いてきた上昇トレンドに変化が出ていると考えられます。
今後は、まず11月19日安値(図1-②:48,235円)や75日移動平均線(図1-③:12月18日時点 47,965円)の水準で下げ止まるかが注目されます。これらの水準を割り込んだ場合は、10月14日安値(46,544円)が次の下値メドとなります。
図1:日経平均株価:日足
(注1)直近値は2025年12月18日。(注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成
一方、底入れして反発に転じた場合は、まず下向きに転じた25日移動平均線(図2-⑤:12月18日時点 49,887円)を回復できるかが重要です。その後の戻りの強さを判断する上では、12月12日高値(図2-⑥: 51,127円)や11月11日高値(図2-⑦51,513円)を上抜けられるかが焦点となります。
図2:日経平均株価:日足
(注1)直近値は2025年12月18日。(注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成
(野村證券投資情報部 岩本 竜太郎)
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