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37分前

【野村の朝解説】ハイテク関連主導でS&P500は最高値更新 (12/24)

(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 23日の米国株式市場では、薄商いの中で主要3指数が揃って4日続伸し、S&P500は最高値を更新しました。ハイテク関連銘柄が株高を主導しました。この日発表された2025年7-9月期の実質GDPは前期比年率+4.3%と、市場予想(同+3.3%)に反して4-6月期(同+3.8%)から加速しました。米ドル円相場は156円台前半から半ばで推移しています。 相場の注目点 2025年の米国株は大手ハイテク関連銘柄にけん引され、S&P500の年初来騰落率は約17%、ナスダック総合は約22%に達しました。ただし、AI関連株に対する警戒感が高まっており、今後は他の業種へと投資先を分散する動きが活発化することが予想されます。2026年の米国は利下げが終盤に入り、金融相場から業績相場へのシフトが想定されます。このような状況下では、株式市場は一般的にグロース株からバリュー(割安)株や景気敏感株へと主役交代が進む傾向があります。 日本に目を転じると、2025年の日経平均の年初来騰落率は約26%と米国株を上回りました。高市政権に対する期待が原動力の一つですが、業績見通しの改善が株高を後押ししています。25年度は二桁減益が予想される加工関連業種の業績は、26年度には一転して二桁増益に転じると予想されます。日本株も主役を交代しながら上昇基調を継続することが期待されます。 本日のイベント 本日の米国市場は短縮取引、25日は休場です。トランプ大統領は24日と26日を休務日に指定する大統領令に署名したことから、連邦政府職員は24日から5連休になります。 (野村證券 投資情報部 尾畑 秀一) 注)データは日本時間2025年12月24日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、中心限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点

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