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40分前

【野村の夕解説】日経平均大幅安 短期的な過熱感と利上げ観測が重石(12/1)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 1日の日経平均株価は、短期的な過熱感から大幅安となったあと日本の利上げ観測が重石となり、東証プライム市場の約8割の銘柄が下落する軟調な展開となりました。米利下げ観測を背景に日経平均株価は小幅に上昇して始まったものの、短期的な過熱感から下落に転じ、次第に下げ幅を拡大させました。10時頃、日銀の植田総裁が金融経済懇談会の挨拶で、12月18、19日に予定される金融政策決定会合において「利上げの是非について適切に判断したい」との見解を示したことから、市場では年内の利上げ観測が高まりました。長期金利が上昇し円高が進行したことで、AI・半導体関連株や値がさ株に加えて不動産セクターなども下落し、日経平均株価は一時前営業日比1,037円安となりました。その後も軟調に推移し、大引けは前営業日比950円安の49,303円となり、5営業日ぶりに反落しました。個別銘柄ではアドバンテストが1銘柄で日経平均株価を233円押し下げた一方で、銀行株が金利上昇による利ざや改善期待から逆行高となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 1日、米国では11月のISM製造業景気指数が発表されます。前月は8ヶ月連続で活動の縮小が示されましたが、改善がみられるかに注目が集まります。 (野村證券投資情報部 松田 知紗) ご投資にあたっての注意点

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