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08:59

【米国株決算速報】テスラ(TSLA):トランプ関税により利益率が低下、株価は-3.60%(時間外取引)

決算概要:2025年7-9月期(2025.12期第3四半期) EPS実績は市場予想を下回った 米国時間10月22日引け後に、EVの製造販売や太陽光発電事業を行うテスラ(TSLA US)が2025年7-9月期(2025.12期第3四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を6.6%上回り、EPSは市場予想を8.0%下回りました。 関税などにより利益率が低下 売上高が市場予想を上回ったのは、モデル3/モデルYの更新モデルの投入による販売単価の上昇などが理由と考えられます。販売台数および生産台数は事前に公表済みで、トランプ政権によりEV補助金が2025年9月30日を以て廃止される前の駆け込み需要などにより、販売台数は堅調でした。 一方でEPSは、①更新モデル投入による販管費の増加および②トランプ関税の導入によって利益率が低下したことで市場予想を下回ったとみられます。 会社は、トランプ関税の発動以降中止している、販売台数目標の公表を今回も見送りました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で下落 テスラの株価は、前日比0.82%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比3.60%安の423.15ドルで推移しています(NY時間18:07)。市場予想を下回るEPS実績に市場に反応していると考えられます。また、駆け込み需要による業績好調などを見込んで決算発表前に株価が上昇していたため、利益確定の売りもあったとみられます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年10月22日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2025年7-9月期(2025/9)。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年10-12月期以降の予想は2025年10月21日時点。(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券投資情報部 竹綱 宏行) ご投資にあたっての注意点

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