本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前日比83円安の30,599円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で、連邦政府法定債務上限問題に関する協議の膠着が続いたことや、FRB高官が6月か7月のFOMCで追加利上げを行う可能性を示唆し、主要3指数が揃って下落したことが下押し要因となりました。その後上昇に転じましたが、セクター別では、米国市場引け後に発表された半導体大手エヌビディアの決算や売上高見通しが市場予想を上回ったことが好感され、国内半導体関連銘柄の上昇が目立ちました。一時、30,889円を付ける場面もありました。
ただ、中国での新型コロナ感染再拡大に対する警戒感が重石となり、上値を抑えました。午後は、30,800円を挟んで一進一退となり、前日比118円高の30,801円で本日の取引を終了しました。

本日発表予定の海外経済指標等
【米国】
・1-3月期実質GDP改定値(前期比年率)
前回:+2.6% 予想:+1.1%
・新規失業保険申請件数
前回:24.2万件 予想:24.5万件
・4月中古住宅販売仮契約(前月比)
前回:-5.2% 予想:+1.0%
(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成