米国経済はサービス消費需要と労働需要が堅調である一方、一部の景気指標が下落し、市場は米国の景気後退を57%の確率で織り込んでいます。加えて、銀行の破綻と金融引き締めが景気抑制要因となっていますが、金融当局の迅速な対応と消費の減速が引き締め緩和を促す可能性があるため、深刻な後退は回避できると見られます。リスクシナリオは米国政府やFRB(米連邦準備理事会)の対応失敗で、その場合は危機がグローバルに波及し、金融資産価格の価値低下が想定されます。
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FINTOS!編集部