本日の株式市場

前日の米国株式市場では、カナダ中銀による予想外の利上げ再開を受け、FRBもタカ派姿勢を強めるとの懸念が広がり、テクノロジー株を中心にナスダック総合指数が反落しました。この流れを引き継ぎ、本日の日経平均株価は、前日比35円安の31,877円で取引を開始しました。午前の取引時間中は、高PERのグロース株の下落が目立った一方で、為替が前日に比べ円安ドル高となったことが好感され、輸出関連株が上昇し、前日終値を挟んだレンジでの推移となりました。

後場寄り後は新規の取引材料が欠ける中、下落幅を広げる展開となりました。アジア株式市場で半導体などのテクノロジー関連株が下落したことなども重石となり、一時、前日比493円安の31,420円へ下落する場面もありました。引けにかけては、やや下落幅を縮小し、前日比272円安の31,641円で本日の取引を終了しています。個別では、アルツハイマー病新薬を韓国で承認申請したと発表したエーザイが、前日比+7.36%で逆行高となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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