日本たばこ産業 (2914) / 2023年12月期 第2四半期

2023年1-6月期の営業利益は4,136億円で前年同期比8.0%増益となりました。QUICKコンセンサス予想の4,031億円をやや上回る水準でした。また、調整後営業利益は4,428億円となりました。たばこ事業と医薬品事業の成長に加えて、円安に伴うたばこ事業でのポジティブな為替影響により、増収増益となりました。しかし、4-6月期においては一部の通貨が円高に動いたため、為替影響はネガティブに転じています。

会社は、2023年12月期通期の営業利益見通しを6,120億円から6,330億円に上方修正しました。QUICKコンセンサス予想の6,256億円を上回る水準でした。また、調整後営業利益見通しは、6,670億円から6,830億円に上方修正されました。たばこ事業では、総販売数量の上方修正や上半期の価格設定の効果などが反映されたほか、多くの通貨について、前提レートが円安方向に見直されました。また、医薬品事業と加工食品事業でも売上収益が上方修正されました。

2023年12月期の年間1株当たり配当予想は188円と従来予想から据え置かれました。

(注)本日引け後から15:30までに決算を発表した企業の内、FINTOS!ウォッチリスト登録の上位1銘柄を掲載している。
(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成

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