
トヨタ自動車 (7203) / 2024年3月期 第1四半期
2023年4-6月期の営業利益は1兆1,209億円で前年同期比93.7%増益となりました。QUICKコンセンサス予想の9,403億円を大きく上回る水準でした。四半期の営業利益が1兆円の大台に乗るのは、日本企業として初めてとなります。当期の連結販売台数は前年同期と比較して15.5%増加し、232万6千台を達成しました。すべての地域で販売が伸びています。電動車の販売も特にハイブリッド自動車を中心に順調に増え、全販売台数の34.2%を占めるようになりました。販売台数の増加や製品構成の改善、主に海外での価格改定、そして為替変動などが増益要因となりました。

会社は、2024年3月期通期の営業利益見通しを3兆円で据え置きました。QUICKコンセンサス予想の3兆5,755億円を下回る水準でした。長い間続いていた半導体の供給不足も改善しており、これからもカーボンニュートラルへの努力と収益構造の改善を両立させていくとのことです。

2024年3月期の年間1株当たり配当予想は引き続き開示されませんでした。
(注)本日取引時間中に決算を発表した企業の内、FINTOS!ウォッチリスト登録の上位1銘柄を掲載している。
(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成
※本記事は、株価へのインプリケーションや投資判断、推奨を含むものではございません。