住友化学 (4005) / 2024年3月期 第1四半期

2023年4-6月期の営業利益は717億円の赤字となりました。QUICKコンセンサス予想の240億円の赤字を大きく下回る水準でした。また、営業損益から非経常的な損益を控除したコア営業利益は536億円の赤字となりました。エッセンシャルズケミカル(旧・石油化学)事業と医薬品事業が特に苦戦しました。エッセンシャルズケミカル事業では、市況の低迷や出荷数量の減少などが影響し、210億円のコア営業損失を記録しました。また、医薬品事業では、非定型抗精神病薬「ラツーダ」の米国での独占販売権の終了が痛手となり、333億円のコア営業損失となりました。

会社は、2024年3月期通期の営業利益見通しを200億円で据え置きました。QUICKコンセンサス予想の41億円を上回る水準でした。また、コア営業利益見通しも400億円で据え置いています。

2024年3月期の年間1株当たり配当予想は12円と従来予想から据え置かれました。

(注)本日引け後から15:30までに決算を発表した企業の内、FINTOS!ウォッチリスト登録の上位1銘柄を掲載している。
(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成

※本記事は、株価へのインプリケーションや投資判断、推奨を含むものではございません。

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