任天堂 (7974) / 2024年3月期 第1四半期

2023年4-6月期の営業利益は1,854億円で前年同期比82.4%増益となりました。QUICKコンセンサス予想の1,474億円を大きく上回る水準でした。営業利益は4-6月期としては過去最高を更新しました。ゲーム機「ニンテンドースイッチ」のハードウェアおよびソフトウェアの販売数量が前年同期を上回ったことに加え、販売単価の⾼いニンテンドースイッチ(有機ELモデル)の販売割合が⾼くなったことにより、ゲーム専⽤機ビジネスの売上が大幅に増加しました。モバイル・IP関連収⼊などについても、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に関連する映像コンテンツ収⼊が計上され、大幅増収となっています。

会社は、2024年3月期通期の営業利益見通しを4,500億円で据え置きました。QUICKコンセンサス予想の5,025億円を下回る水準でした。当第1四半期について、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の公開と『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の発売が重なったことなどにより、売上⾼、利益ともに第1四半期としては⾮常に⼤きくなり、通期の業績見通しに対して順調に推移したとしています。

2024年3月期の年間1株当たり配当予想は147円と従来予想から据え置かれました。

(注)本日引け後から15:30までに決算を発表した企業の内、FINTOS!ウォッチリスト登録の上位1銘柄を掲載している。
(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成

※本記事は、株価へのインプリケーションや投資判断、推奨を含むものではございません。

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