
ソフトバンク (9434) / 2024年3月期 第1四半期
2023年4-6月期の営業利益は2,463億円で前年同期比2.1%増益となりました。QUICKコンセンサス予想の2,331億円を上回る水準でした。傘下のLINEが営むAIカンパニー事業をワークスモバイルジャパンに承継したことに係る事業譲渡益の計上などが貢献しました。モバイルなどを含む主力のコンシューマー事業については、2021年春に実施した通信料の値下げの影響などによりモバイル売上が減少した一方で、スマートフォンなどの販売単価増加により物販などの売上が増加しました。セグメント利益は前年同期比69億円減となっています。

会社は、2024年3月期通期の営業利益見通しを7,800億円で据え置きました。QUICKコンセンサス予想の8,049億円を下回る水準でした。なお、4-6月期の携帯経営指標では、携帯主要回線ARPU(1契約あたりの月間平均収入)は前年同期比4.9%減の3,720円、主要回線純増数は前四半期比18万増となっています。

2024年3月期の年間1株当たり配当予想は86円と従来予想から据え置かれました。
(注)本日引け後から15:30までに決算を発表した企業の内、FINTOS!ウォッチリスト登録の上位1銘柄を掲載している。
(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成
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