ソニーグループ (6758) / 2024年3月期 第1四半期

2023年4-6月期の営業利益は2,530億円で前年同期比30.6%減益となりました。QUICKコンセンサス予想の2,441億円をやや上回る水準でした。前年同期にソニー生命において不動産売却益の計上などがあり、その反動で金融分野が大幅減益となりました。一方で、⾳楽分野は有料会員制ストリーミングサービスからの収⼊が増加するなど好調でした。

会社は、2024年3月期通期の営業利益見通しを11,700億円で据え置きました。QUICKコンセンサス予想の12,227億円を下回る水準です。なお、主力のスマートフォン向けCMOS(相補性金属酸化膜半導体)画像センサーが含まれるイメージング&センシング・ソリューション分野については、営業利益見通しが従来予想から200億円下方修正されています。一方で、当期純利益見通しは従来の8,400億円から8,600億円に上方修正されました。前提の為替レートが1米ドル=135円前後(従来:130円前後)、1ユーロ=146円前後(従来:138円前後)と円安方向に修正されています。

2024年3月期の1株当たり中間配当予想は40円と従来予想から据え置かれました。2024年3月期の1株当たり期末配当予想は引き続き開示されませんでした。

(注)本日引け後から15:30までに決算を発表した企業の内、FINTOS!ウォッチリスト登録の上位1銘柄を掲載している。
(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成

※本記事は、株価へのインプリケーションや投資判断、推奨を含むものではございません。

ご投資にあたっての注意点