
凸版印刷 (7911) / 2024年3月期 第1四半期
2023年4-6月期の営業利益は100億円で前年同期比27.8%減益となりました。QUICKコンセンサス予想(1社)の123億円を下回る水準でした。事業別にみると、エレクトロニクス事業分野は、半導体製造部材のフォトマスクがアジア向けの需要を取り込んだことなどにより、営業増益となりました。一方、情報コミュニケーション事業分野は、企業や自治体のコスト削減や業務効率化を進めるBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)関連やペーパーメディア関連などの減少で営業減益となりました。さらに、生活・産業事業分野も、パッケージ関連や建装材関連の海外での苦戦などにより営業減益となっています。

会社は、2024年3月期通期の営業利益見通しを780億円で据え置きました。QUICKコンセンサス予想の780億円と一致しました。

2024年3月期の年間1株当たり配当予想は48円と従来予想から据え置かれました。
(注)本日引け後から15:30までに決算を発表した企業の内、FINTOS!ウォッチリスト登録の上位1銘柄を掲載している。
(出所)会社資料、日本経済新聞社、xenoBrainより野村證券投資情報部作成
※本記事は、株価へのインプリケーションや投資判断、推奨を含むものではございません。