本日の株式市場

 前日の米国株式市場では、FRB高官が「足元のインフレ上昇は一時的であり、金融緩和策は継続すべき」といった主旨の発言を好感し、主要3指数揃って上昇しました。これを受け日経平均株価は寄付から前日比275円高と大幅に反発して始まりました。

 東京エレクトロンやファナックなどハイテク株が相場上昇のけん引役となり、上げ幅は一時500円に迫りましたが、日経平均株価は節目の28,000円をなかなか超えられないまま前場の取引を終えました。東京市場のお昼休み時間中にNYダウ先物やアジア株が上昇したことを受け、後場は寄付から28,000円を超える展開となりました。

 その後も徐々に上げ幅を拡大し、前日比636円高となる28,084円で取引を終了しました。業種別では33業種中29業種と幅広い業種が上昇した他、日経平均採用の個別株では、前日引け後に決算発表をしたいすゞ(前日比+21.7%高)が値上がり率トップとなりました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • 米国 4月 小売売上高(前月比:%)
      前月:9.7 予想:1.0
  • 米国 4月 鉱工業生産指数(前月比:%)
      前月:1.4 予想:1.0
  • 米国 5月 消費者マインド速報値(ミシガン大学)
      前月:88.3 予想:90.4

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら
ご投資にあたっての注意点