
株式分割実施のNTTが1位、時価総額500億円以下の小型株もランクイン
2023年5月1日から2023年7月31日の期間に、野村證券のNISA口座で購入された株式のうち、8月16日時点での株価が1,000円以下の上位20銘柄を、ランキング形式で紹介いたします。

1位にランクインしたのは日本電信電話(9432)です。同社は2023年7月1日に1株を25株に分割し、それに伴い最低投資金額が大幅に下落しました。このニュースが注目され、2023年6月末の株主数は、前年3月末に比べて18%増の108.6万人に達しました。
次に2位の楽天グループ(4755)です。同社は2023年5月に公募増資を実施し、約2,900億円の資金を調達しました。そのほか、日本郵政(6178)が同社株に関連して、約850億円を特別損失として計上したことや、傘下の楽天証券ホールディングスが東京証券取引所に新規上場を申請したことも話題となりました。
3位は日産自動車(7201)です。同社のCFO(最高財務責任者)、スティーブン・マー氏は2023年7月に「キャッシュの使い道で最優先課題は株主還元の向上だ。配当性向を30%に戻したい」との考えを明かし、注目を集めました。
時価総額が500億円を下回る小型株もランキングに名を連ねています。14位のQDレーザ(6613)は、半導体レーザーの事業を展開しています。15位の海帆(3133)は、居酒屋「なつかし処昭和食堂」を運営中です。16位のヘリオス テクノ ホールディング(6927)は、産業用ランプを製造・販売しています。そして、19位のアースインフィニティ(7692)は、新電力会社です。いずれの企業も今年、株価が大きく変動しました。
(FINTOS!編集部)
(注1)画像はイメージ。
(注2)株価データは2023年8月16日時点。