本日の株式市場

 前日の米国株式市場は下落し、寄付き前に発表された日本の2021年1-3月期GDP速報値は、前期比年率5.1%減となり、緊急事態宣言発令を受け、日本経済が大きく落ち込んだことを示しました。

 しかし、日経平均株価は前日比106円高の27,931円と反発して取引を開始しました。前日の下げで、値ごろ感に注目した押し目買いが優勢となり、その後も次第に上げ幅を拡大しました。前日、変異株感染拡大から大幅下落となった台湾株等、アジア株が堅調に推移した事も追い風になり、日経平均株価は11時過ぎに、28,400円台まで値を上げると、高値圏で膠着しました。

 一時、前日比656円高の28,481円まで上げ幅を拡げましたが、結局前日比582円高の28,406円で取引を終了しました。 東証全体では、値上がり1,817銘柄に対して値下がり322銘柄と、全体の8割超の銘柄が値を上げ、ほぼ全面高でした。

本日発表予定の海外経済指標等

  • 米国 4月 住宅着工・建設許可件数(万件)
      (着工) 前月:173.9 予想:170.2
      (許可) 前月:176.6→175.9 予想:177.0

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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