本日の株式市場

前日の米国株式市場では、FRBが利上げに慎重になりつつあるとの観測報道を手掛かりに、主要3指数は揃って上昇しました。米国株高を受け、本日の日経平均株価は前日比161円高の32,629円で取引を開始しました。追加利上げへの警戒後退で、米国ハイテク株が上昇した流れを引き継ぎ、ソフトバンクグループなどの主力ハイテク株の上昇が目立ちました。一方、日銀の金融政策修正への警戒も根強く、長期金利は一時0.720%と上昇し、2014年1月以来、9年8ヶ月ぶりの水準を更新しました。長期金利上昇が嫌気され、日経平均株価は一時前日比18円高の32,486円まで上げ幅を縮小しました。しかし、その後長期金利の上昇は一服、対米ドルで円安の進行も支えとなり、日経平均株価は持ち直し、32,700円台での推移を続けました。引けにかけては強含み、結局前日比308円高の32,776円と4営業日ぶりに反発して取引を終えました。
プライム市場では、全体の7割超にあたる1,392銘柄が上昇し、TOPIXは前日比+0.82%と続伸しました。

本日発表予定の海外経済指標等
【ドイツ】
・9月ZEW景況感調査(期待)
前月:-12.3 予想:-15.0
(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成