本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前週末比236円安の33,296円と反落して取引を開始しました。15日の引け後、半導体受託生産で世界最大手の台湾TSMCが、最先端半導体向け製造装置の納入延期を取引メーカーに要請したとの観測が報じられました。この報道を受け、東京エレクトロンなどの半導体関連株が下落しました。ソフトバンクグループも、傘下の英半導体設計アーム・ホールディングスが2営業日続落となったことが嫌気され、下落しました。これらのハイテク株の下落が重石となり、日経平均株価は、前週末比404円安まで下げ幅を広げて前場の取引を終えました。ハイテク株下落の一方で、バリュー(割安)株では上昇する銘柄も多く、株主還元強化が期待される海運業や鉄鋼は上昇し、下値を支えました。午後に入ると、日経平均株価は33,200円近辺での推移を続け、結局前週末比290円安の33,242円で取引を終えました。
TOPIXは、東証プライム市場全体の58%に当たる1,079銘柄の上昇に押し上げられ、前週末比+0.08%と3営業日続伸し、年初来高値を更新して取引を終えました。

本日発表予定の海外経済指標等
【米国】
・8月住宅着工・建設許可件数
(着工)前月:145.2万件 予想:143.9万件
(許可)前月:144.3万件 予想:144.0万件
(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成