10月上場のコクサイエレがランクイン、決算発表銘柄も

先月1ヶ月間で新たにFINTOS!ウォッチリストに登録されたトップ10の銘柄をランキング形式でご紹介します。

3位にはKOKUSAI ELECTRIC(6525、コクサイエレ)がランクインしました。コクサイエレは2023年10月25日に東証プライム市場に上場しました。前身は、日立製作所の子会社として事業運営していた日立国際電気における半導体製造装置事業です。世界有数の半導体製造装置メーカーであり、前工程で多様な成膜などに用いられる縦型熱処理炉で高いシェアを誇ります。

前月はランキング圏外だったニデック(6594)が6位となりました。主力企業の決算はニデックを皮切りに本格化するため、注目を集めました。ニデックの2023年7-9月期の営業利益は前年同期比7.6%増益の556億円となり、野村予想の620億円を下回りました。EV(電気自動車)モーターの売上高が野村予想よりもやや低く、開発費も増加したため、収益性が前四半期から低下しました。

小松製作所(6301、コマツ)が前月の28位から7位に上昇しました。コマツの2023年7-9月期の営業利益は前年同期比27%増益の1,500億円となり、野村予想の1,240億円を上回りました。ただし、主要因は円安恩恵でした。会社は2024年3月期の業績予想を上方修正しましたが、この点も円安恩恵による影響が大半でした。一方で、数量面の引き下げと固定費増加などによる下方修正も見られました。

(FINTOS!編集部)

(注1)画像はイメージ。
(注2)各種データは2023年11月7日時点。

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