このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2023年10月分)。ただし直近上場銘柄は除く。

今回は2023年10月に新規登録された銘柄第4位のトヨタ自動車(7203)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

7月に26週、52週線がゴールデン・クロス

当社は、販売台数、利益ともに世界トップクラスの自動車メーカーです。

※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。

(図1)当社の株価は、今年3月安値形成後反発に転じ、6月に52週移動平均線を上にブレイクした後大幅上昇しました。

7月には26週線と52週線がゴールデン・クロスして強気シグナルが現れ、8月には2022年1月高値(2,475円)を奪回、史上最高値更新の動きとなりました。

この先2020年3月~2022年1月の上昇幅を今年3月安値に当てはめたN計算値(3,084円)などがある、3,000円の大台に向けた動きが期待されます。

上値が重い場合は、13週線で下げ止まるか注目

(図2)ただ9月に2020年3月以降の上昇トレンド上限に達した後、長い上ヒゲのローソク足が現れました。この先上値の重い展開が続いた場合は、まずは13週線(11月2日:2,604円)で下げ止まりとなるか注目されます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年11月2日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。  
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 丹羽 紘子)

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

【チャート分析】三菱UFJ、1,400円台を目指す展開へ(11/15)

【チャート分析】JT、2016年以降の2/3戻しを目指す動きに(11/14)

【チャート分析】NTT、主要移動平均線は上向き(11/13)

※画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点