決算発表終盤戦、トップ3にはメガバンクが名を連ねる

日本の株式市場では、企業の決算発表が一巡しました。金融セクターの決算発表は終盤戦に集中しており、今週のトップ3にはメガバンク3社が名を連ねています。

1位となった三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の決算では、半期として過去最大規模となる上限4,000億円の自社株買いが発表されました。また、2024年3月期の会社計画は据え置かれましたが、第2四半期時点での親会社株主利益の通期計画に対する進捗率は71%と高水準になっています。そのほか、顧客部門の収益も好調でした。

2位となったみずほフィナンシャルグループ(8411)の決算では、2024年3月期の1株当たり年間配当予想が95円から100円に増額修正されました。2024年3月期の会社計画も上方修正され、第2四半期時点での親会社株主利益の修正後通期計画に対する進捗率は65%となっています。そのほか、バランスシートの改善も続いています。

3位となった三井住友フィナンシャルグループ(8316)の決算では、2024年3月期の親会社株主利益予想が8,200億円から9,200億円に上方修正されました。また、上限1,500億円の自社株買いに加えて、2024年3月期の1株当たり年間配当予想を250円から270円に増額修正することが発表されました。そのほか、顧客部門の収益も全体的に好調でした。

(FINTOS!編集部)

(注1)画像はイメージ。
(注2)各種データは2023年11月20日時点。

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