このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2023年12月分)。ただし直近上場銘柄は除く。

今回は2023年12月に新規登録された銘柄第2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

26週線を下支えに戻りを試す動き

当社は、国内最大の金融グループで、国際展開に強みがあります。

※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。

(図1)当社の株価は、2023年9月に高値を形成した後、押しを入れる展開となりました。ただ同年12月に、同年3月~9月にかけての上昇幅に対する1/3押し水準(1,164円)を達成した後は反発に転じ、その後26週移動平均線を下支えに戻りを試す動きとなっています。

26週線や52週線は上向きを維持しており、この先2023年9月高値(1,344円)や、2006年4月~2011年11月にかけての下落幅に対する2/3戻し(1,406円)を目指す展開が考えられます。

26週線を下放れた場合は1,100円処が下値メド

(図2)一方、この先上値の重い展開が続き、26週線(1月5日:1,211円)を下放れた場合は、2023年12月安値(1,164円)や、2022年10月以降の上昇トレンドラインがある1,100円前後の水準がこの先の下値メドとして挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2024年1月5日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。  
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 丹羽 紘子)

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

※画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点