このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2023年12月分)。ただし直近上場銘柄は除く。

今回は2023年12月に新規登録された銘柄第1位のデンソー(6902)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

昨年の上昇幅に対する50%押しを達成

当社は、世界有数の規模を誇るトヨタ系の自動車部品メーカーです。

※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。

(図1)当社の株価は、2023年9月に高値を形成した後軟調な地合いとなっています。ただ同年12月に2023年1月安値~9月高値の上昇幅に対する50%押し(2,105円)を達成した後は、上向きの52週移動平均線を挟んだ攻防が続いています。

2023年1月に安値を形成した際は、直前の上昇幅に対する53.0%押しの水準で底入れ反発に転じており、今回も同様の動きとなるか注目されます。

戻しを試す展開となれば、まずは13週線(1月5日:2,280円)や26週線(同:2,353円)を奪回できるかが、最初の注目点として考えられます。

調整継続の場合は1,800円処が最初の下値メド

(図2)一方この先52週線(同:2,166円)を下放れる展開となった場合は、2020年3月以降の上昇トレンドラインがある1,900円前後の水準が最初の下値メドとして挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2024年1月5日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 丹羽 紘子)

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

※画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点