
トヨタ筆頭に自動車関連企業が多くランクイン

トヨタ自動車(7203)が3位にランクインしました。2023年12月、子会社のダイハツ工業は新車の安全性試験において不正行為を行っていた問題で、新たに174件の不正行為が発覚したと発表しました。これを受けて、ダイハツは国内外で生産する全車種の出荷を一時的に停止すると決定しました。
デンソー(6902)が7位にランクインしました。2023年12月、トヨタ自動車、豊田自動織機(6201)、およびアイシン(7259)の3社は、保有するデンソー株の売り出しを実施しました。売り出しの規模は、3社合計で約6,100億円に達しました。
日産自動車(7201)は11位にランクインしました。2023年12月、仏ルノー社は信託会社に移していた日産株の一部の売却を決定しました。これを受けて、日産はアライアンス契約に基づき自社株買いを実施すると発表しました。自社株買いの総額は約1,200億円で、取得株は全て消却するとのことです。
ENEOSホールディングス(5020)は14位にランクインしました。2023年12月、ENEOSは齊藤猛社長の解任を発表しました。齊藤社長は懇親の場で女性に対して不適切な行為を行ったとされています。
日本製鉄(5401)が15位にランクインしました。2023年12月、日本製鉄は米鉄鋼大手USスチールを約2兆円で買収すると発表しました。この買収は、日本製鉄にとって米国での事業機会の拡大や最先端の電炉工場を獲得するといった意義があると考えられます。
(野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課)
(注1)画像はイメージ。
(注2)各種データは2024年1月9日時点。