本日の株式市場

前日の米国株式市場では、米10年国債利回りが4.18%付近まで上昇したことが重石となり、主要3指数は引けにかけて上昇幅を縮小し、NYダウは前日比下落して取引を終了しました。NYダウの下落に加え、為替市場が1米ドル=147円60銭付近と前日に比べ、円高米ドル安となったことが重石となり、日経平均株価は、前日比13円安の36,213円で取引を開始しました。寄り付き後も輸送用機械など輸出関連株を中心に上値が重い展開が続くと、午前の取引時間中には、本日の安値となる前日比313円安の35,912円を付ける場面もありました。ただその後は、上海総合指数など中国株が当局による景気対策への期待が支えとなり堅調な推移となったことが下支えとなり、下落幅を縮小すると午後には上昇へと転じました。セクターでは、半導体関連株が前日に発表されたASMLの好決算を受けて上昇し、日経平均株価を押し上げました。ただ、週末にかけて米国でインフレ関連の主要統計の発表が控えていることから、大引け前に上昇幅を縮小し、前日比9円高の36,236円で本日の取引を終了しました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
10-12月期実質GDP速報値(前期比年率)
 前期:+4.9% 予想:+2.0%

12月耐久財受注(前月比)
 (コア) 前月:+0.8% 予想:+0.1%

12月新築住宅販売件数(年率)
 前月:59.0万件 予想:64.9万件

【ユーロ圏】
ECB金融政策理事会・結果発表
 (主要政策金利) 前回:4.50% 予想:4.50%
 (中銀預金ファシリティ・レート) 前回:4.00% 予想:4.00%

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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