本日の株式市場

本日の日経平均株価は前週末比63円高の35,814円で取引を開始しました。前週末の米国株式市場で、米景気の軟着陸(ソフトランディング)への期待から、NYダウが最高値を更新したことが好感されました。寄付き後は、徐々に上げ幅を拡大し、前場の間はほぼ一本調子で上昇する展開となりました。後場に入り、中国株式市場で、経営危機に陥っている不動産大手の恒大集団に清算命令が下されたと報じられると、中国の不動産市場が一層冷え込み、中国経済に悪影響を及ぼすとの懸念から、上海総合指数が下落に転じたことが嫌気され、日経平均株価は徐々に上げ幅を縮小する展開となりました。引けにかけてやや値を戻し、前日比275円高の36,026円でこの日の取引を終えました。

個別では、前週末引け後に決算を発表した日東電工の株価が、決算内容は振るわなかったものの、自社株買いを発表したことが好感され、前週末比+5.19%となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

※画像はイメージです。

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