本日の株式市場

本日の日経平均株価は前日比169円高の36,196円で取引を開始しました。前日の米国株式市場でフィラデルフィア半導体株指数が上昇した流れを引き継ぎ、東京エレクトロンなどの半導体関連株の上昇が目立ちました。その後も、ファーストリテイリングなどの主力株の上昇に押し上げられ、日経平均株価は一時前日比222円高の36,249円まで上げ幅を広げました。しかし、新規の材料も見当たらない中、主要企業の決算発表を控え、日経平均株価は勢いを失い36,100円を挟んで一進一退となりました。米ドル円相場は、1米ドル=147円台前半で、円高米ドル安が重石となりました。日経平均株価は方向感を失ったまま辛うじて36,000円台を維持し、前日比38円高の36,065円と小幅に続伸して取引を終えました。

2023年10-12月期の決算発表を終え、減益決算が悪材料視されて前日まで大幅に下落していた信越化学工業は、先行きの業績改善を期待され前日比+3.02%と反発しました。前日減益決算を発表し、同時に自社株買いを発表した日東電工は、本日も同+3.50%と続伸しました。

本日発表予定の海外経済指標等

【ユーロ圏】
10-12月期実質GDP速報値(前期比)
 前回:-0.1% 予想:-0.1%

【米国】
1月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)
 (総合)前月:110.7 予想:114.5

12月雇用動態調査(JOLTS、求人件数)
 前月:879.0万人 予想:875.0万人

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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