本日の株式市場

本日の日経平均株価は前日比317円安の35,747円で取引を開始しました。米国取引時間終了後のマイクロソフト、アルファベット、アドバンスド・マイクロ・デバイセズといった主要テクノロジー企業の決算結果や見通しを受けて、時間外でこれらの銘柄の株価が大きく下げたことが重石となりました。寄り前に発表された日銀の主な意見では、金融政策の正常化が示唆されたことや、12月の鉱工業生産指数が市場予想を下回ったことも、日経平均株価の下押し圧力となりました。後場に入ると、好決算を発表した銘柄群が堅調に推移したことから、企業業績への期待が高まり、日経平均株価は上昇に転じました。その後もほぼ一本調子で上げ幅を拡大し、前日比220円高の36,286円と続伸し、本日のほぼ高値で取引を終えました。

個別では小松製作所が前日引け後に発表した決算内容が好感され、株価が前日比+8.59%となったほか、キヤノンが前日引け後に発表した決算と自社株買いが好感され、株価は前日比+7.85%となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
1月ADP全米雇用レポート
 民間雇用者数(前月差:万人)
 前月:16.4  予想:14.5

10-12月期雇用コスト指数(前月比:%)
 前四半期:1.1 予想:1.0

FOMC結果発表

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

※画像はイメージです。

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