本日の株式市場

前日の米国株式市場では、FOMCで4会合連続の政策金利5.25-5.50%での据え置きが決定され、記者会見でパウエルFRB議長が早期利下げ観測を牽制したことから、ハイテク株を中心に主要3指数は揃って下落しました。

米株安や、為替が1ドル=146円台後半と前日比で円高へ推移したことが重石となり、日経平均株価は、前日比278円安の36,008円で取引を開始しました。半導体関連銘柄のほか、値がさの高PERの成長株の下落も目立ち、36,000円を挟んで保ち合いになると、午後の取引時間中には本日の安値となる35,924円を付ける場面もありました。ただ、中国ハイテク株の上昇を背景に香港ハンセン指数が上昇し、アジア株式市場が概ね堅調な推移となったことが下支えとなり、引けにかけてはやや下落幅を縮小し、36,011円でこの日の取引を終了しました。

個別では、レーザーテックが、前日引け後に2024.6期通期業績見通しについての上方修正を発表したものの、市場期待に届かなかったことが嫌気され、前日比-5.02%で引けました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
1月ISM製造業景気指数
 前月:47.2 予想:47.5

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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