このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2024年1月分)。ただし直近上場銘柄は除く。

今回は2023年12月に新規登録された銘柄第3位の三菱商事(8058)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

13週、26週線が再び上向きに転じる

当社は、資源エネルギー分野等を強みに持つ日本トップクラスの総合商社です。

※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。

(図1)当社の株価は、2020年8月安値形成以降、長期上昇トレンドが続いています。 2023年3月に2022年6月高値を奪回した後、上昇の動きに弾みがつき、より角度のついた上昇トレンドに移行しています。

昨年終盤に一時上値の重い局面がありましたが、株価は12月に反発に転じました。今年に入り13週移動平均線、26週線が再び上向きとなっており、この先3,000円の大台に向けた動きが期待されます。

押しメドはまず13週線が挙げられる

(図2)ただ2020年8月~2022年6月にかけて上昇相場を形成した後は、1年ほど横ばい相場が続きました。

仮にこの先上値の重い展開となった場合は、まず2022年以降の上昇相場の際に下支えとなった13週移動平均線(2月2日:2,366円)が最初の下値メドとして挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2024年2月2日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 丹羽 紘子)

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

※画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点