損保株などが上位にランクイン

配当金は企業の価値(株価)を決める重要な指標であり、株式投資の魅力の一つです。配当利回りは、投資した金額に対する予想配当金の割合を示し、PBR(株価純資産倍率)やPER(株価収益率)と同様に、株価が割安か割高かを判断する指標となっています。

今回、東証上場の中でも特に時価総額の高い銘柄から成る「TOPIX100」を母集団にして、決算月が3月かつ今期経常増益予想の銘柄を配当利回り順にランキングしました。上位20銘柄を紹介します。

トップ20には、損害保険の大手3グループが上位にランクインしています。損保株では、金融庁が損害保険大手4社に政策保有株の売却を加速するよう求めたとの報道が話題となりました。今後、各社の資本効率の改善を促す要因となる可能性があります。

3メガバンクもすべてトップ20内にランクインしました。主要銀行株の2023年10-12月期(3Q)決算は、顧客部門収益を中心に増益基調が継続されました。来期にかけては、マイナス金利解除の行方などに注目が集まっています。

(野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課)

(注1)画像はイメージ。
(注2)各種データは2024年2月20日時点。

ご投資にあたっての注意点