本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前日比27円高39,260円と小幅に続伸して取引を開始しました。前日の米国株式市場で半導体関連株が上昇した流れを受け、値がさの半導体関連の一角の上昇が目立ちました。また、寄付き前に発表された1月全国消費者物価指数は、市場予想を上回る物価上昇率となりました。これを受けて長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは上昇し、利ざや改善への期待から銀行株が上昇しました。日経平均株価は10時過ぎには前日比192円高の39,426円まで上げ幅を拡大しました。しかし、その後は短期的な過熱感への警戒から値がさのグロース(成長)株の一角が下げに転じた事が重石となり上げ幅を縮小しました。日経平均株価は前日終値を挟んで一進一退となりましたが、結局前日比5円高の33,239円と3営業日続けて史上最高値を更新して取引を終えました。

TOPIXは前日比+0.18%で3営業日続伸となり、鉄鋼株や銀行株などのバリュー(割安)株の上昇が目立ちました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
・1月耐久財受注(コア)
 (前月比)前月:+0.2% 予想:+0.1%

・2月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)
 (総合)前月:114.8   予想:115.0

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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