このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2024年2月分)。ただし直近上場銘柄は除く。

今回は2024年2月に新規登録された銘柄第2位の日本電信電話(9432)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

26週線を下支えに大幅反発

当社は、東西地域会社やドコモを傘下に持つ日本最大手の通信事業持ち株会社です。

※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。

(図1)当社の株価は、2020年10月以降長期上昇相場を形成しています。昨年9月から12月にかけて押しを入れましたが、その後26週移動平均線を下支えに反発に転じ、今年1月には昨年9月高値(183.4円)を奪回しました。

その後再び上値の重い展開となっていますが、主要移動平均線は上向きを維持しており、調整一巡後は200円台乗せに向けた動きが期待されます。

調整継続の場合は、まず26週線に注目

(図2)一方仮に調整継続の場合は、最初の下値メドとして昨年12月安値形成時に下支えとなった26週線(3月1日:176円)が注目されます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2024年3月1日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。  
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 丹羽 紘子)

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

※画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点