本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前日比240円高の40,331円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で主要3指数が揃って上昇したことが好感され、上げ幅を一時前日比381円まで拡大しました。しかし、日銀の中川審議委員が、国内経済について「賃金と物価の好循環が展望できる」と発言した事が伝わりました。これを受けて、日銀がマイナス金利を解除するとの思惑が改めて広がり、日経平均株価は下落に転じました。更に148円台半ばへと円高ドル安が進んだことも重石となり、前日比492円安の39,598円と3日続落して取引を終えました。

業種別では、電気・ガス業といったディフェンシブセクターや、マイナス金利解除により利ザヤが拡大するとの思惑から、保険業、銀行業が上昇しました。一方で、円高が進んだことにより、輸送用機器やゴム製品などの下落が目立ちました。

本日発表予定の海外経済指標等

【ユーロ圏】
ECB金融政策理事会・結果発表(22:15)

【米国】
パウエルFRB議長半期議会証言(上院、24:00)

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

※画像はイメージです。

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