本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前日比210円高の39,809円で取引を開始しました。前日の米国株式が、半導体関連株を中心に上昇したことが好感されました。もっとも、日経平均株価は史上最高値圏にいることに対する警戒感に加え、為替市場でドル円レートが円高に振れていることから、上値は重く、下落に転じる場面もありました。その後は、アジア株式市場が総じて堅調となったことが安心感となり、日経平均株価はやや水準を切り上げて推移したものの、4万円台を目前にしてこう着状態となりました。引けにかけては、重要イベントである2月の米雇用統計の発表を今晩に控え、結果を見極めたいとの姿勢もあり、上げ幅を縮小し、前日比90円高の39,688円と4日ぶりに反発して取引を終えました。

個別ではソフトバンクグループや東京エレクトロン、信越化学工業などが上昇し、3銘柄で日経平均株価を約82円押し上げました。一方で、寄り前に営業利益の下方修正と、増配を発表した京成電鉄が前日比-8.77%と大きく下落しました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
2月雇用統計
非農業部門雇用者数(前月差:万人)
 前月:35.3 予想:19.8
 失業率(%)
 前月:3.7 予想:3.7
 平均時給(前年比:%)
 前月:4.5 予想:4.4

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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