本日の動き

本日の日経平均株価は、前日比104円安の38,591円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で、半導体関連企業で構成されるSOX指数が前日比-2.47%と下落が目立ったことを受け、国内株式市場でも、東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連株が下落し、日経平均株価を押し下げました。その後、前日比295円安の38,400円を付ける場面もありましたが、その後はドル円が1ドル=147円台後半と前日に比べ円安ドル高となったことが下支えとなり、下落幅を縮小させました。午後には、米株価指数先物が堅調なことも押し上げ要因となり、前日比上昇へと転じ引けにかけて38,800円付近で推移すると、前日比111円高の38,807円で本日の取引を終了しました。東証33業種別では、電気・ガス業が前日比+4.12%と、騰落率首位となり、その中でも関西電力や東京電力ホールディングスといった電力株の上昇が目立ちました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

14日、米国では、2月小売売上高や2月生産者物価指数(PPI)といった経済統計の発表が予定されています。特に生産者物価指数は、インフレ圧力の強さを示唆する統計であるため、前年同月比の上昇率の鈍化傾向が継続するのか注目されます。

(野村證券投資情報部 金井 一宜)

(注)画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点