本日の動き

本日の日経平均株価は、前日比127円高の40,942円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で、好調な経済指標を背景に主要3指数が揃って過去最高値を更新したことが押し上げ要因となりました。寄り前に発表された2月全国消費者物価指数のコアインフレ率(生鮮食品除く総合)は、前年同月比+2.8%と4ヶ月ぶりに高い伸び率が示されました。これを受け、日本の10年国債利回りは午前の取引時間中に一時、0.745%を付ける場面もありましたが、その後は0.735%付近と、日銀の政策修正発表後も総じて安定的に推移しています。

日経平均株価は、寄り付き後にこの日の高値となる41,087円を付けたものの、前日に上昇をけん引した東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連株が上値の重い展開になると、一時前日比101円安の40,714円と下落に転じる場面もありました。ただ、その後は、米株価指数先物が小幅ながら上昇したことが下支えとなりました。大引けにかけて、40,900円を挟んだレンジで推移すると、前日比72円高の40,888円で小幅ながら過去最高値を更新して取引を終了しました。個別では、日本航空が21日引け後に2024.3期通期業績会社予想の上方修正や、1株当たり予想配当の増配を発表したことが好感され、前日比+2.10%となりました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 金井 一宜)

(注)画像はイメージです。

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