(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は、前日比476円高の39,928円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で、ハイテク株比率の高いナスダックや、半導体関連企業で構成されるSOX指数が小幅ながら反発したことが好感されました。また、中東情勢の緊迫などを背景に原油価格が2023年10月以来の高値を付けたほか、銅価格も2023年1月以来の高値圏で推移したことを受けて、セクターでは鉱業や非鉄金属の上昇が目立ちました。日経平均株価は、寄り付き後にこの日の高値である前日比791円高の40,243円を付けた後、昼過ぎにかけて40,100円を挟んだレンジでの推移となりました。ただ、引けにかけては、寄り付き後に上昇していた東京エレクトロンが下落に転じるなど、指数寄与度の高い値がさの半導体関連銘柄が上昇幅を縮小させたことが上値を抑える要因となりました。大引け前には39,800円付近での推移となり、前日比321円高の39,773円と本日の安値で取引を終了しました。

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日は、米国で新規失業保険申請件数と2月貿易統計が発表される予定です。新規失業保険申請件数は、足元で一時解雇などが抑制される環境が続いているとみられ、20万件台前半で安定していることから、今回も労働需給がひっ迫していることが示されるのか注目されます。

(野村證券投資情報部 金井 一宜)

ご投資にあたっての注意点