(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は前日比116円高の38,587円で取引を開始しました。直近2日間で約1,052円下落したことから、短期的な割安感が意識されたことに加え、前日引け後にレゾナック・ホールディングスが2024.12期の業績予想を上方修正したことなどによる、企業業績拡大への期待が背景にあります。もっとも、日米の長期金利上昇や、中東情勢悪化に対する警戒感は強く、買い一巡後は下落に転じました。その後は、前日比横ばいまで一時戻すものの徐々に下げ幅を拡大し、14時にオランダ半導体製造装置大手ASMLホールディングの決算発表で見通しが大きく下振れると、本邦半導体製造装置関連銘柄の下落に拍車がかかり、日経平均株価は前日比509円安の安値引けとなりました。

個別では、アドバンテストやレーザーテック、東京エレクトロンといった半導体関連株が下落し、3銘柄で日経平均株価を約144円押し下げました。一方で、前述のレゾナック・ホールディングスは前日比+11.97%と大きく上昇しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日(日本時間18日3:00)に、米国で米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表されます。足元では米政策金利の動向が市場の注目を集めていることから、金融政策の判断材料の1つとなる同報告にも注目が集まります。

(野村證券投資情報部 磯崎 博志)

ご投資にあたっての注意点