(注)画像はイメージです。

海外市場の振り返り

24日の米国株式市場では、NYダウが小幅に下落した一方、ナスダック総合指数は小幅高となりました。前日引け後に発表されたテスラやテキサス・インスツルメンツの決算がナスダックを下支えした一方、大型テクノロジー企業の決算発表や米国の24年1-3月期実質GDP速報値(25日)の発表を控える中、上値を追う展開にはなりませんでした。

相場の注目点

為替市場でドル円が節目となる1ドル=155円台を付ける中、当局による為替介入を巡る動向に注目が集まります。また、26日の日銀金融政策決定会合の結果発表および植田総裁の記者会見でも、為替市場についてどのような言及があるかも重要です。なお、2022年9月に実施された円買い介入は、日銀会合後の円安進行を受けて発動されています。

24日の米国市場引け後には、メタ・プラットフォームズが決算を発表しています。2024年1-3月期の実績は市場予想を上回った一方、4-6月期の売上高見通しが市場予想を下回ったことを受け、時間外で大幅安となっています。メタの決算を受け、他の大型テクノロジー企業の決算に対する警戒感が強まる点には注意が必要です。米国市場25日の引け後に発表されるマイクロソフトやアルファベットの決算発表で、市場の懸念が払しょくされるか注目です。

本日のイベント

本日国内では、3月の全国・東京地区百貨店売上高、米国では2024年1-3月期実質GDP速報値、週間新規失業保険申請件数などが発表されます。その他、国内外ともに多くの企業が決算を発表しています。

(投資情報部 大坂 隼矢)

(注)データは日本時間2024年4月25日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。

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