(注)画像はイメージです。

海外市場の振り返り

日本の休日中の米国株式主要3指数の騰落は、NYダウは5月1日比+2.50%、S&P500は同+3.24% 、ナスダック総合は同+4.77%でした。米国で発表された4月の米雇用統計では平均時給の伸びや雇用者数が市場予想を下回りました。FRBの利下げが後ずれする事への警戒が和らぎ、米国長期金利は低下しました。金利低下の追い風に加えて、注目されていたアップルの決算も株式市場では好感され、米国株式相場は強含みの展開となりました。米ドル円レートは日本時間2日15時時点の1米ドル=155円50銭台から、3日には一時1米ドル=151円台まで円高が進みました。その後はやや円安に転じ、153円80銭前後(日本時間7日7時時点)で推移しています。

相場の注目点

米国株式市場の上昇を受けた東京株式市場では、心理的節目の39,000円に向けた上昇が期待されています。ナスダック総合の上昇を受けた主力ハイテク株の動向や、2日比で約2円、米ドル安円高が進んだことから、輸出関連株とりわけ明日決算発表を予定しているトヨタ自動車など自動車関連株の動向が注目されます。

本日のイベント

本日国内では、JFEホールディングスや任天堂、川崎汽船などの決算発表が予定されています。米国ではウォルト・ディズニー・カンパニーなどの決算発表が予定されています。

(投資情報部 神谷和男)

(注)データは日本時間2024年5月7日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。

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