(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日の米国では、3日発表の雇用統計で雇用の緩和が示され、長期金利の低下を受けてハイテク株が大きく上昇しました。この流れを引き継いで、連休明けの日経平均株価は前営業日比400円高の38,636円で取引を開始しました。東京エレクトロンなどの半導体関連株や、2日引け後に、ユニクロの4月国内売上高が好調だったことを発表したファーストリテイリングの上昇が目立ちました。日経平均株価は寄り付き後も上げ幅を広げ、一時前営業日比627円高の38,863円まで上昇しました。しかし、心理的節目の39,000円に接近すると上値は重く、38,000円台後半での推移を続けました。大引けでは前営業日比599円高の38,835円と3営業日ぶりに反発し、本日の高値圏で取引を終えました。日経平均株価の指数計算上、大きな影響を及ぼすファーストリテイリングは前営業日比+3.16%、東京エレクトロンは同+5.22%と大幅高となり、2銘柄で日経平均株価を約306円押し上げました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

今週後半から来週にかけて、日本企業の2024年1-3月期決算発表がピークを迎えます。外為市場で米ドル円レートが乱高下する中、トヨタ自動車の決算発表が明日の午後予定されています。2024年3月期の実績に合わせて2025年3月期(今期)の見通しや今期の想定為替レートについて、とりわけ注目されています。

(野村證券投資情報部 神谷 和男)

ご投資にあたっての注意点