(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は前週末比25円安の38,761円で取引を開始した後、早々に上昇に転じ、上昇幅を拡大しました。前週末の米国株式市場で、ナスダック総合指数は下落したものの、NYダウが史上初めて終値ベースで4万ドル台に乗せたことが好感されました。その後も日経平均株価は上昇幅を拡大し、一時前週末比649円高をつける場面もありました。上昇一服後は、本日の高値圏の39,200円近辺でもみ合いとなり、引けにかけてやや水準を切り下げたものの、前週末比282円高の39,069円と反発し、4月15日以来、約1ヶ月ぶりに39,000円台を回復して取引を終えました。

個別では、17日引け後に自社株買いを発表した信越化学工業が前週末比+4.16%となったほか、日経平均株価への寄与度が高いファーストリテイリングが前週末比+0.85%となり、2銘柄で日経平均株価を約74円押し上げました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

米国では、23日(木)の5月S&PグローバルPMI速報値や、24日(金)のミシガン大学消費者態度指数といった景況感に対する指標が発表されます。また、4月の米CPI下振れを受けたFRB高官の発言も注目が集まります。企業決算では22日(水)のエヌビディアの決算が注目されます。

(野村證券投資情報部 磯崎 博志)

ご投資にあたっての注意点