NTT、三菱重工、トヨタ自動車がトップ3にランクイン

2024年5月1日~5月31日の期間に、野村證券のNISA口座の成長投資枠で購入された銘柄の中から、約定件数順に上位20銘柄を紹介します。

日本電信電話(9432)が1位にランクインしました。同社は5月10日に決算を発表しました。2025.3期の営業利益予想は前期比5.9%減の1兆8,100億円となりました。また、1株当たり配当金予想は前期比0.1円増配の5.2円とされています。今回、自社株買いは発表されていませんが、決算説明会では機動的な自社株買いを行う株主還元方針に変更がないことが示されました。

三菱重工業(7011)が2位にランクインしました。同社は5月28日に新中期経営計画「2024事業計画」を発表しました。最終年度となる2027.3期の業績計画値は、事業利益が4,500億円以上、事業利益率が8%以上、ROE(自己資本利益率)が12%以上とされています。

トヨタ自動車(7203)が3位にランクインしました。同社は5月8日に決算を発表しました。2025.3期の営業利益予想は、1ドル=145円を前提に前期比20%減の4.3兆円となりました。決算発表と同時に、会社は上限1兆円の自社株買いと5.2億株(時価約2兆円)の自己株式消却を発表しました。

その他、日本航空(9201)が8位、近鉄グループホールディングス(9041)が12位、セブン銀行(8410)が16位となり、5月中に年初来安値を更新し、株価がやや軟調に推移した銘柄が前月から大きく順位を上げました。

(野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課)

(注)画像はイメージ。各種データは2024年6月7日時点。

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